投げたら終わり??

KYOU

2014年10月18日 01:12

ルアーやエギの飛距離は解き放たれた瞬間の初速と打ち出し角度で決まる(キャスト後の放出抵抗を無視した場合)。
前々から何回か書いてます。



ただそれは、

『最大飛距離』

に限っての話。



最大飛距離は『初速』と『打ち出し角度』によって運命づけられてしまうので、キャスト後に突然の追い風でも吹かない限りは伸びることはないけれど、、、
逆に距離を縮める方向に調整することは可能である、、、とも言い変えられる。



野球やゴルフだと、、、
ボールはバット、またはクラブのフェースから離れてしまった後では人間側の操作によってその行き先や飛距離を調整することはできない。

打ち出された瞬間にその行き先は運命づけられてしまうという事。



しかし、ルアーやエギは解き放たれた後も幸いにしてを介して人間側と繋がっている。



という事は・・・



10メートル先の目標地点に向かって投げる時、
10メートルぴったり飛ばすキャストをすると、キャスト後に目標に近づけるように調整する事はできない。
距離はぴったり合っていても左右どちらかにずれたら終わり。
仮に失敗して8メートルのキャストをしてしまうとどう足搔いても目標地点から2メートル以上離れた所にしか落とせない。


10メートル先の目標に向かって投げる時、
15メートル飛ばすキャストをすると、サミングで(フェザリングで)10メートルに調整することができる。
左右方向にずれても若干修正する事が出来る。
仮に失敗して15メートル投げたつもりが12メートルしか飛ばないキャストになっても、目標地点は10メートル先。
それなら調整することができる。


バスをやっていた人なら当たり前かもしれないけど、キャスト後に竿を横方向に倒してサミングなりフェザリングなりでテンションをかけてやれば空中のルアーを曲げてやる事が出来る。

連続的にラインに掛かるテンション調整できるベイトタックルの方がスピニングタックルより軌道の修正は容易である。




要するに何が言いたいかというと、、、

ルアーフィッシングにおける『キャスト』とというものは、投げた後にも糸を介してその飛距離や軌道を調整出来るという事である。

なんて事を分かってキャストをすればより上手くなれるかも・・・って話だったり




あなたにおススメの記事
関連記事