気合いを入れて

KYOU

2015年06月15日 02:31

海岸線を 「ドゥボォォー」 と周囲の空気を共振させるような重低音を響かせながら駆け抜けるボーちゃん。
窓を開ければこれでもかと言う程の湿気を含んだ生ぬるい空気が室内になだれ込む。
ハンドルが一気に湿気を帯びて、軽く添えた手の平にねちゃっとした感触を伝えてくる。

この感じ・・・

そう、富山湾のルビー、雉羽太の季節がやってきたのだ。
東側では今だキジハタの40アップは釣ったことが無い。
東で40アップを釣りたい!!
故に夕マヅメは未開拓の東のシャローを撃とうと決めていた。

まずはポイントに降り立ち深呼吸。
生ぬるい空気を胸いっぱいに吸い込み、肺胞から身体の隅々に張り巡らされた血管へと送り込む。
身体を現場の空気に溶けこませる一種の儀式のようなものだ。
辺りを観察しながらゆっくりとタックルの準備を始める。

今日はエクスプレッション803Eにパトリアークの2000番を合わせてみた。
地味なコスメのエクスプレッションにアクの強いデザインのパトリアークは一見ミスマッチと思えるが、実際合わせてみるとこれが中々いい雰囲気を醸し出している。

ノットをギュッと締め込みタックルの準備を済ませた。
頬を湿らす横風は気になるが、凪の海の沖には潮目が走っている。



ビシュっ



シュバババっ、とブレードが生ぬるい空気を切り裂くかのような回転音を響かせて解き放たれるスピナーベイト。
約30メートル先、着水したところで水深3メートル弱。
すぐさまロッドを立ててリトリーブに入る。

トゥルルルっ

っとロッドを通して伝わるブレードの回転を感じながら中層を引いてくる。
足元まで引いてきて回収しようかというところで後ろに魚の影が・・・
脊髄反射でナベの軌道を変えると一気にスピードを上げて距離を縮めた!!

しかしバイト直前で減速、足元のウィードに戻っていったのはアナハゼだった。

気を取り直してキャストを続けるも 「ゴツっ」 とワンバイトのみ。
反応が薄い。

ルアーを変えてみても結果は変わらず。

結局東のシャローポイントの開拓は進まぬまま、辺りは徐々に勢いを増すカエルの鳴き声と反比例するかのように押し寄せる闇に包まれていった・・・。
ここでポイント移動を決意してテトラ帯に入る。








・・・真面目すぎ??








ちゅ~ことで全日本スピナベ連合会長のアチキです

昼間、エコギアのブレードスピンが欲しくて釣具屋を3件ハシゴしたのにスカ
堀井さんに材料があったので結局自分で作りました。



ゴールデンタイムを逃して遅きに失したのかテトラポイントでも渋い状況。
遊んでくれたのはゴっちん♪



上から下までサーチするもゴっちんを4匹追加するに留まる。

最後に明かりの効いた場所でパワーシャッド4インチ+自作ブレードスピンリグを投げると・・・


ピチピチピチっ・・・となにか掛かった!?


抜きあげるとなんと人生初トビウオ
記念に写真を取ろうと試みるもひたすらピチピチピチ・・・



ピチピチピチピチピチピチ・・・



そのうち勝手に外れてお帰りになりました。。。

しかしトビウオってあんなに綺麗な青色なんだ。
で、トビウオをゲットしたルアーがこれ↓↓↓


ブレードでかいし
いったい何だと思って食べたんだろ



東でキジハタ40アップ釣ってやる~!!




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