エギングの最終手段 【ステイ】

KYOU

2022年10月06日 18:22



誤解を恐れずに言うと、ほとんどの人は、

『ステイ』

ではなく、

『放置』

になっている。

その違いはというと、イカのアタリを取れる絶妙のラインテンションを保ってエギが自分の制御下にあるかどうかという事。

ちなみにそのラインテンションは状況によっても変わってくるので活字にするのは難しい。

ステイ中のアタリは、、、
わかりやすいものはバヒュっともって行くものもあるが、わずかに重くなる、わずかにテンションが抜ける、ツーっとエギが動いている気がする等々ごく小さいものも多い。


ちなみにステイではなくラインテンションゆるゆるの放置になってしまうと、それらイカのアタリが取れないばかりかたるんで余計に出たラインが受ける抵抗でエギは少しずつ流されおさまりの良い所へと導かれる。

「おさまりの良い所」とは穴や隙間であったり、岩陰であったり海藻の根元であったり…。

そのままシャクリに入ればどういう結末を迎えるかは…。


明るい時間帯はラインが見えるので暗い時より少しだけテンションをゆるめにしてもいいのだが、ラインが見えない時間帯はイカのアタリを取れるギリギリの絶妙なテンションを保つ必要がある。


潮の状況によってはそれでもエギは流されて動くのだが、絶妙なテンションを保つことで頭の向きが変わりにくく(頭を軸にエギが潮になびくので)、イカは抱きやすくなる。


ちなみに経験上「ステイで爆発的に釣れた!!」という事は数えるほどしかなく、何をやってもダメな状況で最後にステイを試すとポツポツと拾うことができる「最終手段」という認識だ。

もちろん何分も同じところに置いておくと、イカがたまたま近くを通らないと釣れない宝くじになってしまうので、時折思い出したように10~20cm刻み位の極々小さなシャクリを入れてエギをアピールする。

極々小さなアクションしか与えないのは、何をやっても釣れない時に激しいシャクリ+ステイはあまりいい思いをしたことがないからである。


ラインが見える明るい時間帯にもしもの時のためにステイの練習をしておくと、「たまに」いいことが起きるかも…という記事でした。


※練習は根がかり覚悟でやってください



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