私が【YouTube】を始めた理由…邂逅カタルシス

KYOU

2022年02月03日 19:53



そう、
直接的な理由といえば、

「嫁ちゃんが会社の懇親会でゴープロ(Go Pro)をゲットしてきたから」

だったのである。



しかし、それは最後の一押しであって、動画投稿に至った「理由(わけ)」を説明するにはもっと過去にまで遡る必要がある。




…時を中学生の頃にまで巻き戻す。

当時の私は、日曜日の早朝に放送されるダイワの「ザ・フィッシング」を楽しみに、毎週欠かさず見ていた。

それは高校生になっても続き、
テレビの中で活躍する村越正海さんや中井一誠さんに憧れて、

「いつか自分の釣りを映像として人に見てもらいたい」

そんな想いが芽生えていた。


その想いは、輪郭ははっきりとはしないのだが確実に自分の心の中に生きていて、
時々膨らんでは萎む、やっかいな存在でもあった。


そんな「想い=ヤツ」のせいで?同級生のポリちゃんとザ・フィッシングの名物企画、

『フィッシング甲子園』

に応募したりも…



応募書類の自由記述欄に、
「応募者の中で一番釣りが好きなのは自分だ!!」
なんてことを書いたっけ。

中二臭がするが、それが当時の自分の嘘偽らざる本心だった。


そして、当然のように書類選考で落ちた。


それからいくらか時が過ぎ、社会人生活にやっと慣れてきた頃、

ふいに、再び「ヤツ」が膨らんだ。


気が付けば、ある雑誌に尺メバルの画像数点と共に企画書にもなっていないアピール文を送っていた。



しかし、それにまさかの返信が…


「丁度北陸地区で書いてくれる人を探していたので、北陸のルアーフィッシングを紹介する記事を書いて欲しい」


まさかの反応に舞い上がって、その後数回やり取りをすると、突然返信が来なくなった。

今思えば青臭いし面倒くさい野郎である。
相手をして下さった雑誌社の方に感謝である。



それからさらに何年もの時を経て、「不条理」と「しがらみ」に満ちた世の中をフラフラと歩いていくと、世間の中での「自分の立ち位置」というものがなんとなく分かってくる。

その頃には「ヤツ」もなりを潜めていたのだが…


そこに突然ゴープロという「きっかけ」が転がり込んだのだ。


せっかくだし撮ってみるか…


「ユーチューブで稼ぐ」なんて事は全く考えずに1本目の投稿。

これ、今見るとただ釣りをしてるだけの動画なのだが投稿から1日で200回くらい見てもらえて、すごく嬉しくて恥ずかしかった事を思い出す。


当時の動画のコンセプトはブログでも同じだったのだが、
「身内が見て楽しんでもらえるものを作る」
であった。

実はこれ、今も基本的には変わっていない。

※ちなみに収益化を目指すなら一番駄目なやつである


当時はカメラに向かって喋るなんてハードルが高すぎたし、
いざ声出し動画を撮ろうとした時も、最初のひと声を発するまでに1時間以上葛藤したものだ。


最近の動画では普通に喋っているように見えるが、実は未だに素の自分は出せていない。


よく身内から、
「真面目過ぎる」
とか、
「いつもの○○じゃない」
とツッコミが入る。


それでもありがたいことに少しずつ見てくれる人が増えてきて、
何度か実験的に「狙った動画」なんかも投稿してみたのだが…


確かに視聴回数とチャンネル登録してくれる人は増える。

しかし、

「何か違う…」

と思ってしまう自分もいて、結局自分が撮りたい動画を撮ってしまう。



そんな自分勝手なチャンネルが『釣る乗る遊ぶ』なのである。

そういえば最近、最初のコンセプトに1つだけプラスしたものがある。


それが、

「せっかく見てくれた人に一つでも良いからプラスになる情報を届けたい」

である。


歳をとって少しだけ外向きになったのだろうか?


最後に、
釣り動画の投稿については色々思うところがあるので、この先突然やめるかもしれないしずっと続くかもしれない。


ただただ、子供達にこの素晴らしい遊びを残したいという想いと共に。


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