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2017年04月29日

知ってるようで知らない話⑧

当たり前すぎるので教えてもらえなかったり、

雑誌にも書いてなかったり、

意外と知っているようで知らない(気づいてない)人もいるかもしれない話⑧。

いつも話が脱線して小難しくなるから今回こそはさらっと簡潔に・・・む~り~ぴよこ_酔っ払う





なんと、はや8回目となった今回は・・・

トラブル予防、解消小ネタ集!!

連休中の釣り、せめてノートラブルで快適に釣りしたいですよねぴよこ_酔っ払う

あっ、自分は連休じゃねーや爆弾





①穂先にラインが絡まった!!

軽症であればリールのハンドルを巻きながら(軽く力を掛けながら)ティップをゆさゆさすれば解けます。

※重症の場合は諦めましょう。





②ぴょん吉ができちゃった!!

ぴょん吉とはスプールから糸が「ぴょん」と浮いた部分が出来ている状態の事。
ちなみにぴょん吉ができる原因はキャストしてリールを巻き始める前の『糸ふけ』がほとんど(他には糸ヨレも原因になる)。

あ゛っ、ぴょん吉ができてる!!

次のキャスト。

「神様お願いっ!! ボハっ・・・バックラッシュ。」

となる前に、ルアーを何かしらに引っ掛けてドラグをゆるゆるにします。
あとはドラグをジージー言わせながらぴょん吉が無くなるまで歩けば無事解決。

※スプール奥深く、例えば100メートル糸の奥にあるぴょん吉は当然100メートル歩かねばなりません。





③ぴょん吉を作らないためには??

なので、着水前にフェザリングしてテンションを掛ける。
それが出来ないなら、キャストしてベールを戻して巻き始める前にロッドを煽ってテンションを掛ける。

※キャスト毎に忘れずやりましょう・・・その内無意識にできるようになります。





④ラインローラーに糸を通し忘れた!!

ガイドに全部糸を通してから気付いてチーン。
そんな時は、ドラグノブをゆるめてスプールごと外してベールを起こしてからスプールを取り付ければ解決。





⑤スピニングにモノフィラライン、軽量リグ使用時のバックラ予防

しばらくキャストを繰り返してラインのヨレがヤバイ気がしてきたら、ロッドティップをできるだけ高い位置に持ち上げてリグを水面ギリギリに垂らします。
そのまま水面につかないように浮かせておくと、ルアーがクルクル回りだすので回転が落ち着くまで待つ。
定期的にこれをやっておけば糸ヨレが原因のバックラやぴょん吉を予防できます。





⑥トモゾーさんが隣でラッシュかけだした!!

バレないようにすすすっと離れて見なかった事にしましょう。





⑦ポリちゃんが隣で壊れだした!!

他人のフリをしましょう。










そうそう、ここまで書いててふと思ったのですが・・・

バックラッシュ



バック・クラッシュ

と間違って覚えている人って多いですよね。

かくいうアチキもベイト修行しだした若かりし頃は、バック・クラッシュだと思っててポリちゃんに指摘されたような・・・

ザラスプークをザラスクープと覚えてみたり。


泣かなぁぁぁいでぇぇ~ へぇドン。


恥ずかしいおもひでがぽろぽろですなぴよこ_酔っ払うぴよこ_酔っ払うぴよこ_酔っ払う



  

2016年10月08日

知ってるようで知らない話⑦

当たり前すぎるので教えてもらえなかったり、

雑誌にも書いてなかったり、

意外と知っているようで知らない(気づいてない)人もいるかもしれない話⑦。

今北産業で頼むと言われても困るがやってみるぴよこ_酔っ払うびっくり






7回目の今回は・・・

『先重り、ロッドバランスとは??』

で逝きますよ~。




もう三行越えた(ノ-_-)ノ~┻━┻




ライトソルトゲームというものが台頭してきた昨今、よく聞かれるようになった言葉。


「先重り」とか「ロッドバランス」。


アチキはティーンなエイジャーだった頃から先重りする竿は大嫌いだったと公言してきましたが・・・。

「じゃあ、先重りやらロッドバランスって実際のところなんぞや??」

最近よく見かけるから分かったつもりになっているけれど・・・。





今自分が使ってるタックルはどうなの??

ロッドが先重りしないと(バランスが良いと)何が良いの??





という事で今回はなるべく分かりやすくするために小難しいことは省略して説明してみようかと・・・





では早速、、、1グラムのジグヘッド単体リグを操作しているとします。

ジグヘッドやワーム、ラインが抵抗を受けてロッドに5グラムのテンションがかるとすると・・・




『先重りする竿(バランスの悪い竿)の場合』

最初からロッドのティップ側に20グラムのテンションがかかっています。


そこに5グラムのテンションが加わると・・・

20グラム → 25グラム



『先重りしない竿(バランスのいい竿)の場合』

ロッドのティップ側にテンションは感じません(感じる重さは0グラムとしておきます)。


そこに5グラムのテンションが加わると・・・

0グラム → 5グラム







20グラム → 25グラム

0グラム → 5グラム







どちらがテンションの変化を感じやすいでしょうか??





例えとして・・・

1グラムジグヘッドをキャストして取り敢えずフリーで落としてボトムをとります。


「あっ、ボトムについたな~。」


アクションを入れる前にラインスラッグを処理。

その後、手首を支点にしてロッドをゆっくりと立てていきます。

ロッドを立てていく途中でたるんでいたラインがピンっと張った瞬間リグの抵抗を感じるはずなのですが・・・どちらがその抵抗を感じやすいか??







次に、、、ジグヘッドの抵抗を感じた後アクションをいれてロッドを斜め45度まで持ち上げて固定します。
ジグヘッドのテンションを感じながらカーブフォール。


・・・途中で魚が喰い上げた!!


ここで仮にカーブフォール中に感じるジグヘッドの抵抗を2グラムとすると・・・




先重りする竿はティップ側に感じる重さが22グラムから20グラムに。

先重りしない竿はティップ側に感じる重さが2グラムから0グラムに。




アタリを捉えやすいのはどっち??






色々端折って簡単に書くとこんな感じですが、ロッドのトータル重量も重要。
どんなにバランスが良くても重すぎるロッドだと意味なし。

鉄パイプを先重りしない位置で持って立てて行く途中、その先にある1グラムジグヘッドが動き出した瞬間を捉えられるかというと・・・??

慣性が大きいと不利ってことです。






後、先重りする竿の見分け方です。

ある程度分かってくると持った瞬間判別出来るのですが、、、リールを付けた状態のロッドを指一本で支えてヤジロベエのように吊り合う位置を確認します。

その位置がグリップした時の人差し指よりティップ側にあれば先重り状態。
丁度人差し指辺りが平行バランス。
それより中指に近づけば先重りのない状態。

と言えます。






ツーフィンガー(リールフットを中指と薬指の間で挟む形)でグリップしたとするとロッド名は敢えて出しませんが、



論外ぴよこ_酔っ払う



先重りぃ~ぴよこ_酔っ払う



平行バランス♪



こうしてみると市販状態で縦アクション特化バランスの竿って中々無いもんですねタラ~



  

2016年05月22日

知ってるようで知らない話⑥

当たり前すぎるので教えてもらえなかったり、

雑誌にも書いてなかったり、

意外と知っているようで知らない(気づいてない)人もいるかもしれない話⑥。



視聴率低下で打ち切り危機の⑥だよ~。




今回は・・・






『偏光グラス』


うむ、、、光とは粒子でありながら波の性質を持っている。
すなわち漁師・・・ちゃうっ、量子!!




・・・ちょっとインテリぶりたかっただけですぴよこ_酔っ払う




反射光だけをカットして水中を見やすくしてくれたり、雨の日の運転を楽にしてくれたり、対向車の運転手が鼻をほじっているのが見えてしまったり・・・それが偏光グラスの力。





取り敢えずこれを知らなきゃ始まらないので、

「何故反射光だけ綺麗に取り除いてくれるのか?」

という事で・・・なるべく簡単に書いてみる・・・つもり。



光は進行方向が同じでも色々な向きの波が混じっていると考えて下さい。
縦だったり横だったり斜めだったり。

これが水面に当たって跳ね返ったいわゆる「反射光」は横向きの波だけが残ります。
他の向きの波(光)は水中に透過するけど横向きの波(光)は跳ね返される。
偏光グラスは横向きの光の波を通さない性質を持っているので反射光を綺麗にカットできるのです。





もう少し詳しく書くと・・・ここはどうでもいいという人は飛ばして下さい。

偏光膜は偏光性を持った分子を綺麗に同じ向きに並べたものです。
偏光性とは光が分子を通過した時に特定の向きの波だけを選択的に通す性質の事。
この偏光性を持った分子を綺麗に同じ向きに並べてやることができれば特定の向きの波(光)だけを通す膜が作れるという事です。
ちなみに、本当は「横波だけを通さない」という言い方は正確ではありません。
で、この膜をレンズで挟み込んでやったものが偏光レンズ。
なので偏光膜に圧力が掛かるとこの綺麗にならんでいた分子の向きがズレるので「歪」が生じて偏光度が落ちます。






という事で豆知識・・・


①偏光度

レンズの説明書やスペックで出てくる「偏光度」という言葉。
これは横波の光(反射光)をどれだけカット出来るかを表す数字です。
50%なら反射光を半分、99%とあれば反射光を99%カットするという意味です。




②可視光線透過率
レンズの説明書やスペックで出てくる「可視光線透過率」という言葉。
これは偏光グラスを掛けた時の明るさの目安と考えて下さい。
この数字が大きいほど明るく見えると思ってもらって差し支えありません。




③物理的に不可能・・・
偏光度は高いままに可視光線透過率を上げるという事は基本的にはできません。
なので可視光線透過率の高いレンズは偏光度は下がってしまいますし、偏光度が高いレンズは可視光線透過率は下がってしまいます。
この先、
偏光度99.9%
可視光線透過率80%
みたいなレンズは革命でも起こらない限りでてきません。




④荒れると見にくい
水面が荒れると偏光レンズをかけていても見難くなるのは、水面が平面ではなくなるから。
反射光が綺麗な横波だけではなくなり、色々な角度の斜めの波も混じるという事。
ベタ凪でも風が吹くと見難くなるのも同じ理由。

ちなみにベタ凪無風でも寝転んで(顔を横にして)水中を見ると反射光はカットされなくなるので、うす暗い時に裸眼で見たのと同じように見えます。
同じ原理で偏光グラスを外して手に持って、水中を覗き込みながら回転させて縦にしたり横にしたりすると、偏光グラスをした時としてない時の違いを確認することができます。

という事で少しでも反射光をカットしたければ顔は決して傾けずに水面と偏光グラスの横軸とが平行を保つようにしましょう爆弾




⑤レンズのヒズミ
偏光グラスを2個以上持っているとレンズのヒズミを確認することができます(正確には偏光膜のヒズミ)。

まずは片方を掛けます。
もう片方を手に持ちます。
で、部屋の照明でもパソコンの画面でもいいので光源に透かしながら手に持った方の偏光グラスのレンズを覗いて見て下さい。
レンズを覗き込みながら手に持った偏光グラスを90度回転させると(縦にすると)真っ黒になるはずです。
この時にレンズにヒズミがあると濃淡が出来て見えます。
薄く見えるところはそのまま偏光度が低いということです。

ヒズミのない偏光グラスが欲しければ腕の良いメガネ屋さんで作ってもらうほかありません。
タレックス認定店でも上手い下手がありますので、上記の方法でこっそり確認しましょう。

そして悲しい現実ですが、、、
有名なタレックスのレンズ搭載の偏光グラスだからといって、釣具屋で売っている完成品を買うとたいていヒズミがあります。




⑥レンズカーブ
レンズには丸み(カーブ)がついていますが、その丸みがキツイ順に、

8カーブ
6カーブ
4カーブ

と呼ばれています。

「顔の形に合わせたい」
とか、
「隙間から入る光を減らしたい」
となると8カーブになるのですが・・・。
自分は全部使ったことがありますが8カーブはお勧めしません。
特にテトラに乗る人には。

なぜかというと距離感が狂うから。

特に掛けた直後と外した直後が危ないぴよこ_酔っ払う
人生で初めて8カーブを使った時には、ジャンプした先のテトラに感覚的には着地していないのに実際は着地していて腰に電撃を喰らった事がありますタラ~

後運転も気を付けたほうが良いです。
ギリギリ行けるかな??というところでサイドミラーぶつけたりすると思います。

ちゃんとしたメーカーの8カーブレンズなら若干マシですが4カーブと全く同じように見えるわけではないので注意です。
8カーブを買うのなら、出来ることなら一度確試着してからの方が良いと思います。




⑦レンズの寿命
ちゃんと手入れしていても意外と短いです。
偏光膜は生物だと思って付き合いましょう。
ちなみに某メーカーのレンズは2年で死亡しました。
静岡出向時に作ってもらったタレックスは5年以上現役で使っていて未だに全く支障がないけれど、新品と並べると褪色してたりするんだろうな。。。

あと、釣用に作った偏光グラスをウィンタースポーツで使うのはやめましょう。
氷点下でレンズに着いた雪をこするとハードコートでも一撃でアウトです。
過去に1本これで潰してるタラ~

「最近なんか見難くなった??」
と感じたら、⑤で書いた方法で確認してみてください。
偏光膜が終わってくると縦にした時にモヤモヤして見えます。




・・・偏光ネタ、まだまだあるけど終わりますタラ~