2013年04月28日
強者と弱者
4月27日
トモゾーさんの富山釣行2日目。
富山の東の果てに2人の男が降り立った。
海面を煌々と照らす月明かりが二人のシルエットを富山湾に映しだす。
キリっと冷えた空気がナイフのように頬を裂いていくのでしっかりと防寒着を着こんで実釣開始。
しかし、遠路遥々尺メバッチを狙ってこの東の地を訪れたのにアチキはかすりもせず。
トモゾーさんはしっかりちびムラちゃんをゲット。
結局小一時間探ったがあまりに魚っ気がないので移動することに・・・。
思えばここから始まったのだ。
アチキの敗走劇が
東の果てから徐々に西へとランガン。
各地であの手この手を繰り出すアチキだったがかすりもせず。
もう何でもいいから釣れてくれとセコ釣り引き出しを開いてみるも、隣で色々釣ってるトモゾーさんとは対照的にホゲリ濃厚。
・・・とここで閃いたっ
アチキ:トモゾーさん、久しぶりにやりますか? あれっ。
トモゾー:あれって何さ??
ア:決まってるじゃないですか!? へ王選手権ですよ! ヘ・チ・オ・ウ選手権!!
ト:おっ、いいね~、、、久しぶりだけど負けないよ~!!
ア:絶対負けね~!!
メバッチが3Pでカサゴムラソイクロソイが2P、アジが1P、ウグイ汁がマイナス10Pで。
でわ開始~っ!!
・・・実はこの時アチキにはある企みがあった。
この場所はヘチを釣り歩いて行くとウグイ汁の楽園に辿り着く。
そこで乗らないウグイバイトでトモゾーさんを本気にさせ、今度はがっつりウグイ汁にワームを飲まれて動揺するトモゾーさんを見て楽しむというものだ
トモゾーさんはマルタウグイを釣った事がないから上手くいく筈
2013年、へ王の座をかけてギャーピー言いながら釣り進む2人、、、しかし今日はヘチまでも不調のようだ。
そうこうするうち、楽園に辿り着く。
アチキ:{ケケケっ
}
計画遂行の為、おもむろに沖に投げ出すアチキ。
トモゾー:あっ、へ王なのに沖に投げてんじゃん??
ア:まあまあ、何かあたるんでちょっと投げてみて下さいよ~。
ト:あたるの?? じゃあ。
『ヒュンっ・・・マキマキ』
ト:おっ、あたった、、、またあたった!! 何これ、のらねーっ。
片膝ついて本気体勢になるトモゾーさん。
ア:{よしよし、計画通り・・・}って何か乗った!!

ア:やったー、ホゲリ回避の3ポイントゲット~!!
ト:こっちも乗ったよ!!
ア:{トモゾーさんにウグイ汁が来たーーーっ!!}
ト:メバルだー! これでポイント並んだよ~っ!!
ア:{ちっ、メバルか・・・
}同点ですね。 負けないよ~。
ト:またきたよ!! 今度は良い型!!
ウネウネウネバチャバチャバチャ・・・
ト:何これ?? メバルじゃないじゃん。
ア:{よし、計画通り!}それウグイ汁ですよ。
記念にちゃんと写真撮ってくださいね、ワームのまれてませんか~??。
にやにやしながら近づくアチキ、、、がっ、その時・・・。
ア:あんた神や、、、綺麗に上あごにかかっとる。
ト:何か知らんけど完璧でしょ!?
ア:チーン。
アチキの心がポキリンコと折れた
そしてあまりにも悔しかったので何故かアチキも本気でウグイ汁を狙いだす展開に・・・そして散った。
アチキはウグイ汁にも相手をしてもらえないのか??
マブダチだと思ってたのに~
結局トモゾーさんのマイナス10Pゲットでアチキは『疑惑のへ王』となり、決戦の地を後にした。
そして次の場所でもトモゾーさんは好調を維持。
謎のロッドワークで次々メバルのバイトを引き出す
この人、この場所にいるメバル狙いの人の中で一番バイトを引き出しているんではなかろうか・・・。
なんかこの状況、、、かつて御前崎でトモゾーさんが、
『ちょちょちょシェイク』
と云う技を編み出した時とそっくりだ。
ちなみに変態釣り師、ポリちゃんも似たような技を使うのだがポリちゃんが使った場合は、
『ちょちょめちょめシェイク』
と呼び名が変わるので要注意だ・・・ここ、テストにでるよ~
その時も本気でやってるのに釣れないアチキを横目に、一人で入れ喰ってたな~。
そして傷心のポキリンコ、、、ちゃう、、、アチキと勢いづくトモゾーさんはこの日の最後の場所に。
ここでもトモゾーさんは謎のロッドワークで当然の様に格好良いメバッチを連発。
アチキ:そんなロッドワークしてる人見たことないですよ~。
ルアーは何つけてるんですか??
トモゾー:見る?? これ。
ア:まぢっ?? こりゃ今日の自分には絶対思いつかんだす。
しかもそのロッドワ・・・
ト:あたった・・・また来たよ!!
ア:なんでやねーん
アチキもロッドワークを真似してみるがまったくあたらない・・・何か違う
ト:きたよー!!
ア:うそんっ、、、もうポキリンコもいいとこですわ~。
ト:気持ちい~
ア:北島トモゾーかっ!!
ト:あれ、KYOU君釣らないの??
ア:この鬼~っ
そしてアチキの敗走劇は幕を降ろし、帰宅したのは深夜4時。
傷ついた心を癒してくれるのはお前だけだよ、麦酒ちゃん。
これを飲んだら明日は目が覚めるまで心置きなく爆睡しよう・・・。
そして今日、、、
『ぷるるるっ、ぷるるるっ・・・』
安眠を切り裂く着信音で叩き起こされる。
なんだこんな朝早くから、、、ってもう11時過ぎか、、、あっトモゾーさんから、、、何かあったかな、、、でなきゃ。
トモゾー:あっ、起きた。
アチキ:寝てた・・・何ですくぅわぁ~?
ト:帰る前にラーメン食べたいから美味しい店教えて??
ア:思いつかんですわぁぁ。
ト:さあ、寝起きの頭で頑張って考えるんだ。
ア:〇〇〇ってところで・・・。
ト:ありがと、でわでわ~。
鬼~っ


トモゾーさんの富山釣行2日目。
富山の東の果てに2人の男が降り立った。
海面を煌々と照らす月明かりが二人のシルエットを富山湾に映しだす。
キリっと冷えた空気がナイフのように頬を裂いていくのでしっかりと防寒着を着こんで実釣開始。
しかし、遠路遥々尺メバッチを狙ってこの東の地を訪れたのにアチキはかすりもせず。
トモゾーさんはしっかりちびムラちゃんをゲット。
結局小一時間探ったがあまりに魚っ気がないので移動することに・・・。
思えばここから始まったのだ。
アチキの敗走劇が

東の果てから徐々に西へとランガン。
各地であの手この手を繰り出すアチキだったがかすりもせず。
もう何でもいいから釣れてくれとセコ釣り引き出しを開いてみるも、隣で色々釣ってるトモゾーさんとは対照的にホゲリ濃厚。
・・・とここで閃いたっ

アチキ:トモゾーさん、久しぶりにやりますか? あれっ。
トモゾー:あれって何さ??
ア:決まってるじゃないですか!? へ王選手権ですよ! ヘ・チ・オ・ウ選手権!!
ト:おっ、いいね~、、、久しぶりだけど負けないよ~!!
ア:絶対負けね~!!
メバッチが3Pでカサゴムラソイクロソイが2P、アジが1P、ウグイ汁がマイナス10Pで。
でわ開始~っ!!
・・・実はこの時アチキにはある企みがあった。
この場所はヘチを釣り歩いて行くとウグイ汁の楽園に辿り着く。
そこで乗らないウグイバイトでトモゾーさんを本気にさせ、今度はがっつりウグイ汁にワームを飲まれて動揺するトモゾーさんを見て楽しむというものだ

トモゾーさんはマルタウグイを釣った事がないから上手くいく筈

2013年、へ王の座をかけてギャーピー言いながら釣り進む2人、、、しかし今日はヘチまでも不調のようだ。
そうこうするうち、楽園に辿り着く。
アチキ:{ケケケっ

計画遂行の為、おもむろに沖に投げ出すアチキ。
トモゾー:あっ、へ王なのに沖に投げてんじゃん??
ア:まあまあ、何かあたるんでちょっと投げてみて下さいよ~。
ト:あたるの?? じゃあ。
『ヒュンっ・・・マキマキ』
ト:おっ、あたった、、、またあたった!! 何これ、のらねーっ。
片膝ついて本気体勢になるトモゾーさん。
ア:{よしよし、計画通り・・・}って何か乗った!!
ア:やったー、ホゲリ回避の3ポイントゲット~!!
ト:こっちも乗ったよ!!
ア:{トモゾーさんにウグイ汁が来たーーーっ!!}
ト:メバルだー! これでポイント並んだよ~っ!!
ア:{ちっ、メバルか・・・

ト:またきたよ!! 今度は良い型!!
ウネウネウネバチャバチャバチャ・・・
ト:何これ?? メバルじゃないじゃん。
ア:{よし、計画通り!}それウグイ汁ですよ。
記念にちゃんと写真撮ってくださいね、ワームのまれてませんか~??。
にやにやしながら近づくアチキ、、、がっ、その時・・・。
ア:あんた神や、、、綺麗に上あごにかかっとる。
ト:何か知らんけど完璧でしょ!?
ア:チーン。
アチキの心がポキリンコと折れた

そしてあまりにも悔しかったので何故かアチキも本気でウグイ汁を狙いだす展開に・・・そして散った。
アチキはウグイ汁にも相手をしてもらえないのか??
マブダチだと思ってたのに~

結局トモゾーさんのマイナス10Pゲットでアチキは『疑惑のへ王』となり、決戦の地を後にした。
そして次の場所でもトモゾーさんは好調を維持。
謎のロッドワークで次々メバルのバイトを引き出す

この人、この場所にいるメバル狙いの人の中で一番バイトを引き出しているんではなかろうか・・・。
なんかこの状況、、、かつて御前崎でトモゾーさんが、
『ちょちょちょシェイク』
と云う技を編み出した時とそっくりだ。
ちなみに変態釣り師、ポリちゃんも似たような技を使うのだがポリちゃんが使った場合は、
『ちょちょめちょめシェイク』
と呼び名が変わるので要注意だ・・・ここ、テストにでるよ~

その時も本気でやってるのに釣れないアチキを横目に、一人で入れ喰ってたな~。
そして傷心のポキリンコ、、、ちゃう、、、アチキと勢いづくトモゾーさんはこの日の最後の場所に。
ここでもトモゾーさんは謎のロッドワークで当然の様に格好良いメバッチを連発。
アチキ:そんなロッドワークしてる人見たことないですよ~。
ルアーは何つけてるんですか??
トモゾー:見る?? これ。
ア:まぢっ?? こりゃ今日の自分には絶対思いつかんだす。
しかもそのロッドワ・・・
ト:あたった・・・また来たよ!!
ア:なんでやねーん

アチキもロッドワークを真似してみるがまったくあたらない・・・何か違う

ト:きたよー!!
ア:うそんっ、、、もうポキリンコもいいとこですわ~。
ト:気持ちい~
ア:北島トモゾーかっ!!
ト:あれ、KYOU君釣らないの??
ア:この鬼~っ

そしてアチキの敗走劇は幕を降ろし、帰宅したのは深夜4時。
傷ついた心を癒してくれるのはお前だけだよ、麦酒ちゃん。
これを飲んだら明日は目が覚めるまで心置きなく爆睡しよう・・・。
そして今日、、、
『ぷるるるっ、ぷるるるっ・・・』
安眠を切り裂く着信音で叩き起こされる。
なんだこんな朝早くから、、、ってもう11時過ぎか、、、あっトモゾーさんから、、、何かあったかな、、、でなきゃ。
トモゾー:あっ、起きた。
アチキ:寝てた・・・何ですくぅわぁ~?
ト:帰る前にラーメン食べたいから美味しい店教えて??
ア:思いつかんですわぁぁ。
ト:さあ、寝起きの頭で頑張って考えるんだ。
ア:〇〇〇ってところで・・・。
ト:ありがと、でわでわ~。
鬼~っ



2013年04月27日
ルアチヌ
本日(4月26日)は静岡からトモゾーさんが来県。
という事でホタルイカパターンの黒鯛とメバッチのへっぽこガイドをしてきました〜
はたしてホタルイカパターン発動となるのか??
前日に接岸したホタルが残っている事を願いつつ・・・。
終始雨と強風に悩まされた釣行をダイジェストで。
最初はアチキがマグナムムラっちゲット。

片目だったけどここまで育つんですね。
ポーズ中にひったくっていったので今日はもしかしていけるのでは!?
直後に同じポイントでトモゾーさんにヌーチーヒット!!

初めてまともなガイドになれたかも
その後アチキにもヌーチーヒット!!


ちゃっかりヒットルアーをパクリました
その後は各地をランガンしましたが、強まる雨と風と濁りで貧果


それにしても幸先の良い初日。
明日もしっかりガイド・・・はできないけど一緒に楽しみましょう

という事でホタルイカパターンの黒鯛とメバッチのへっぽこガイドをしてきました〜

はたしてホタルイカパターン発動となるのか??
前日に接岸したホタルが残っている事を願いつつ・・・。
終始雨と強風に悩まされた釣行をダイジェストで。
最初はアチキがマグナムムラっちゲット。

片目だったけどここまで育つんですね。
ポーズ中にひったくっていったので今日はもしかしていけるのでは!?
直後に同じポイントでトモゾーさんにヌーチーヒット!!

初めてまともなガイドになれたかも

その後アチキにもヌーチーヒット!!


ちゃっかりヒットルアーをパクリました

その後は各地をランガンしましたが、強まる雨と風と濁りで貧果



それにしても幸先の良い初日。
明日もしっかりガイド・・・はできないけど一緒に楽しみましょう



2013年04月10日
PHASE 1
【始まりの刻】

兎に角、魚に限らず生き物が大好きな子供だった。
親に買い与えられた生き物図鑑に、暇さえあれば貪りついていた。
ページをめくる度、無機質な紙の上に新しい世界が創造され、まるで自分がそこの住人になったかのように惹き込まれていく。
次々現れる新しい生き物に心を奪われ、それらが生きて動いている姿を想像しながらいつの日か彼らに会える瞬間(とき)を夢見ていた。
幼稚園の年長か小学校の低学年だったか記憶が定かではないがある日父親が、
「釣りに行ってみるか?」
と誘ってくれた。
自分が歳を重ねてから色々考えてみるに、それは若かりし頃の父親の息子に対する色々な想いがあっての誘いだったのだろう。
「魚に会える!!」
幼き日の自分はもうどうしようもないくらいにドキドキしていた。
それはもう小さな胸がはちきれんばかりに。
「あの図鑑の中の生き物に実際に会えるんだ!?」
きっとキラキラした瞳で父親を見つめていたのだろう。
息子の興奮を察知してか父親が早速準備を始める。
「うーん、でも今餌が無いから自分で作るか?」
そういって何やら白い粉をこねだした(後にそれが小麦粉だと知る)。
「これで魚が釣れるから。」
父親が水を足しながらこねる白い粉は何やら不思議なモニュモニュとした塊になっていく。
その不思議な塊を見つめながら、この後起こるであろう魚との出会いに想いを馳せていた。
「あの白いモニュモニュで魚に会えるんだ!!」
そして、父親と神通川第三ダムに架かる笹津の橋の下に降り立つ。
これが自分にとって生涯初めての釣りとなるのであった。
続く・・・かも。
PHASE 2 (続き)

兎に角、魚に限らず生き物が大好きな子供だった。
親に買い与えられた生き物図鑑に、暇さえあれば貪りついていた。
ページをめくる度、無機質な紙の上に新しい世界が創造され、まるで自分がそこの住人になったかのように惹き込まれていく。
次々現れる新しい生き物に心を奪われ、それらが生きて動いている姿を想像しながらいつの日か彼らに会える瞬間(とき)を夢見ていた。
幼稚園の年長か小学校の低学年だったか記憶が定かではないがある日父親が、
「釣りに行ってみるか?」
と誘ってくれた。
自分が歳を重ねてから色々考えてみるに、それは若かりし頃の父親の息子に対する色々な想いがあっての誘いだったのだろう。
「魚に会える!!」
幼き日の自分はもうどうしようもないくらいにドキドキしていた。
それはもう小さな胸がはちきれんばかりに。
「あの図鑑の中の生き物に実際に会えるんだ!?」
きっとキラキラした瞳で父親を見つめていたのだろう。
息子の興奮を察知してか父親が早速準備を始める。
「うーん、でも今餌が無いから自分で作るか?」
そういって何やら白い粉をこねだした(後にそれが小麦粉だと知る)。
「これで魚が釣れるから。」
父親が水を足しながらこねる白い粉は何やら不思議なモニュモニュとした塊になっていく。
その不思議な塊を見つめながら、この後起こるであろう魚との出会いに想いを馳せていた。
「あの白いモニュモニュで魚に会えるんだ!!」
そして、父親と神通川第三ダムに架かる笹津の橋の下に降り立つ。
これが自分にとって生涯初めての釣りとなるのであった。
続く・・・かも。
PHASE 2 (続き)