2019年05月03日
PHASE 5
【宝物?】

PHASE 1
PHASE 2
PHASE 3
PHASE 4
幼少期、衝撃的な釣りとの出会いから早十余年。
どっぷりと釣りにはまった僕は思春期を迎え、ソルトルアーと並行して本気でバスを追いかけていた。
「バスプロになりたい。」
そんな気持ちを胸にしまい込んで5年制のとある学校へと進学する。
新しい環境にも馴染んで気の合う友達もできた。
しかし、何故だろう??
周りにはおろか、新しくできた友達にも釣りをしている事を言えなかった。
「釣り=ダサい」
そんな思いが心の堤防になっていたのだ。
決して決壊しないように・・・
ガチガチに固めた強固な堤防で、今にも溢れ出そうな強烈な釣りへの想いをなんとか抑えていた。
楽しい学生生活。
そこに嘘は無い。
しかし、心の奥で感じる虚無感。
・・・原因は分かっていた。
そんな中、初めての宿泊研修を迎える。
何人かの相部屋、二段ベッドの上でボーっと過ごしていると、下からなにやら気になる話が聞こえてきた。
「・・・ぼそぼそ、ルアーが、ぼそっ、キャストしたら・・・ぼそっ。」
思わず聞き耳を立てていた。
「あれっ? 同じクラスに釣り好きの奴なんていたっけ??」
ベッドの上からそっと確認する。
「あっ、Aだ。 そういやあんまりしゃべった事ないな。」
次の瞬間ベッドの上から話しかけていた。
それがまさに、、、
心の堤防が決壊した瞬間だった。
一度話し出したらもう止まらない。
巨大なダムの水の如く溜まった釣りへの想いが一気に溢れ出る。
バスの話、海のルアーの話、最近買ったパシフィックファントムXの話・・・気が付けば何時間も経っていた。
ちなみに後々分かるのだが、
「変な奴」
という括りでは同じなのだが、自分とAの性格は正反対。
しかし何故か趣味は共通点が多く話が合う。
打ち解けてからは釣りの話、宇宙科学の話、音楽の話と、どれだけしゃべってもネタは尽きることなかった。
ただし、、、
釣りの話をする時だけは周りに聞かれないように教室の外にAを引っ張り出していた。
当時の自分は「本当の自分」をさらけ出せない青臭い奴だったのだ。
そんな二人の学生時代。
NBCに入会し、バスプロを目指してオカッパリトーナメントに参戦してみたり、富山で開催されたロックフィッシュトーナメントに出場してみたり、フィッシング甲子園に応募したり、山奥で横転してみたりと、、、5年間の学生生活を謳歌した。
そして迎えた卒業。
Aは県外に進学してそのまま就職。
自分は地元から出たくなかったので県内で就職した。
しかしその数年後、まさかの出向を言い渡される。
・・・そして出向先は何故かAの会社のすぐ近く。
「これが腐れ縁というものなのか??」
結局出向先でも慣れない海で池で、Aと一緒に釣りを満喫した。
そして決まった時は心底嫌だった出向。
しかし、気が付けば新しい土地に馴染んでいて、そこでたくさんの出会い、新しい友との出会いもあった。
出向先での最後の出勤日、朝礼のあいさつで思いが込み上げて泣いてしまった。
今はそれも良い思い出である。
Aとは年に数回しか一緒に釣りができなくなったが、相変わらず会う度アホな話で盛り上がる。
平成から令和へ。
守っていきたい宝物は沢山ある。

PHASE 1
PHASE 2
PHASE 3
PHASE 4
幼少期、衝撃的な釣りとの出会いから早十余年。
どっぷりと釣りにはまった僕は思春期を迎え、ソルトルアーと並行して本気でバスを追いかけていた。
「バスプロになりたい。」
そんな気持ちを胸にしまい込んで5年制のとある学校へと進学する。
新しい環境にも馴染んで気の合う友達もできた。
しかし、何故だろう??
周りにはおろか、新しくできた友達にも釣りをしている事を言えなかった。
「釣り=ダサい」
そんな思いが心の堤防になっていたのだ。
決して決壊しないように・・・
ガチガチに固めた強固な堤防で、今にも溢れ出そうな強烈な釣りへの想いをなんとか抑えていた。
楽しい学生生活。
そこに嘘は無い。
しかし、心の奥で感じる虚無感。
・・・原因は分かっていた。
そんな中、初めての宿泊研修を迎える。
何人かの相部屋、二段ベッドの上でボーっと過ごしていると、下からなにやら気になる話が聞こえてきた。
「・・・ぼそぼそ、ルアーが、ぼそっ、キャストしたら・・・ぼそっ。」
思わず聞き耳を立てていた。
「あれっ? 同じクラスに釣り好きの奴なんていたっけ??」
ベッドの上からそっと確認する。
「あっ、Aだ。 そういやあんまりしゃべった事ないな。」
次の瞬間ベッドの上から話しかけていた。
それがまさに、、、
心の堤防が決壊した瞬間だった。
一度話し出したらもう止まらない。
巨大なダムの水の如く溜まった釣りへの想いが一気に溢れ出る。
バスの話、海のルアーの話、最近買ったパシフィックファントムXの話・・・気が付けば何時間も経っていた。
ちなみに後々分かるのだが、
「変な奴」
という括りでは同じなのだが、自分とAの性格は正反対。
しかし何故か趣味は共通点が多く話が合う。
打ち解けてからは釣りの話、宇宙科学の話、音楽の話と、どれだけしゃべってもネタは尽きることなかった。
ただし、、、
釣りの話をする時だけは周りに聞かれないように教室の外にAを引っ張り出していた。
当時の自分は「本当の自分」をさらけ出せない青臭い奴だったのだ。
そんな二人の学生時代。
NBCに入会し、バスプロを目指してオカッパリトーナメントに参戦してみたり、富山で開催されたロックフィッシュトーナメントに出場してみたり、フィッシング甲子園に応募したり、山奥で横転してみたりと、、、5年間の学生生活を謳歌した。
そして迎えた卒業。
Aは県外に進学してそのまま就職。
自分は地元から出たくなかったので県内で就職した。
しかしその数年後、まさかの出向を言い渡される。
・・・そして出向先は何故かAの会社のすぐ近く。
「これが腐れ縁というものなのか??」
結局出向先でも慣れない海で池で、Aと一緒に釣りを満喫した。
そして決まった時は心底嫌だった出向。
しかし、気が付けば新しい土地に馴染んでいて、そこでたくさんの出会い、新しい友との出会いもあった。
出向先での最後の出勤日、朝礼のあいさつで思いが込み上げて泣いてしまった。
今はそれも良い思い出である。
Aとは年に数回しか一緒に釣りができなくなったが、相変わらず会う度アホな話で盛り上がる。
平成から令和へ。
守っていきたい宝物は沢山ある。
Posted by KYOU at 20:36│Comments(2)
│思ひで(自伝)
この記事へのコメント
初めまして。ソルト初心者といいます。私のブログに訪問していただき、ありがとうございます。
この記事を拝見して、私にも思い当たることがあり、投稿させていただきました。
私にも、中学1年からの付き合いの親友がいますが、中、高と同じクラスになったのは中1のみで部活も違いました。共通の趣味は釣りでした。彼とは今でも年数回ですが酒を飲んだり、釣りに行ったりします。
もう40年以上の付き合いです。親友の釣友は一生の付き合いだと思っています。Aさんとのお付き合いを大切にしてください。
長文失礼しました。
この記事を拝見して、私にも思い当たることがあり、投稿させていただきました。
私にも、中学1年からの付き合いの親友がいますが、中、高と同じクラスになったのは中1のみで部活も違いました。共通の趣味は釣りでした。彼とは今でも年数回ですが酒を飲んだり、釣りに行ったりします。
もう40年以上の付き合いです。親友の釣友は一生の付き合いだと思っています。Aさんとのお付き合いを大切にしてください。
長文失礼しました。
Posted by ソルト初心者
at 2019年05月07日 19:49

ソルト初心者さん、コメントありがとうございます。
釣りって不思議なもので、流派や楽しみ方が違うってだけですれ違いもあったりするけれど、同じ趣味っていうだけで一生の付き合いができたりと…
お互い釣友、大切にしましょう♪
釣りって不思議なもので、流派や楽しみ方が違うってだけですれ違いもあったりするけれど、同じ趣味っていうだけで一生の付き合いができたりと…
お互い釣友、大切にしましょう♪
Posted by KYOU
at 2019年05月10日 06:26

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