2014年12月01日
読んでみて。

酔っぱらいのマニアックで毒々しい記事だす

以下、アジをジグヘッド+ワームで釣る場合を想定して書いています。
アジングにおいての某大御所氏の発言。
「ドンピシャなタイミングで合わせられれば必ず上顎に掛かるのよ」
嘘です。
まぁこの発言は販促の為だけの確信犯的な嘘とは言いきれない部分もあるけれど。
もう少し正しく言い換えれば、
「ドンピシャなタイミングで合わせられれば少しだけ上顎に掛かる確率を上げることが出来るのよ」
である。
某大御所氏の発言、、、理系脳のアチキから見れば『??』ってなるのです

釣り針って合わせると(抵抗が掛かると)必ず針先が上を向きます。
少し踏み込んで釣りを考えている人ならば知っているはずの事実・・・というか必ずそうなるという物理現象。
「だからアタリが出た瞬間、ドンピシャなタイミングで合わせられれば(抵抗を掛けられれば)アジの上顎に掛かるのよ! ・・・100点!!」
なんだかもっともな話に思えなくもない。
でもそこで思考停止してしまったら進歩しません。
・・・という事でもう少し掘り下げて考えてみましょう。
ジグヘッドがアジの口の中に吸い込まれました。
その瞬間、釣り人はアタリを察知して合わせの動作に入ります。
ジグヘッドに抵抗が掛かり、針先が上を向こうとします。
・・・あれっ?? でも吸い込まれた瞬間どっちを向いているかわからない針先が、再び上を向くまでにもある程度の距離が必要なんじゃない??
針単体ならまだしもこれはジグヘッド。
針単体に比べて慣性が大きい。
要するに針先が上を向くまでにある程度の『間』、、、言い換えれば『距離』が必要。
バスのように口の中の容積が大きければ針先が上を向く余裕(引きしろ)もあろうけれど・・・。
アジだとどうなのよ??
さらに言えば、、、
最近のアジ用とうたったジグヘッドはアウトゲイブのものが多い。
これだと確かにフッキング率は良さそうに思える。
吐き出す時にも(吐出されるときは針先は上を向かない)どこかにひっかかりそうな気がするし。
実際、吸い込まれた後に外側を向いた針先が口の中のどこかと接触して、そこに立ってしまえば合わせがどうのこうのと言う前にそこに刺さってしまうだろう。
あれっ? こうなるとドンピシャのタイミンで合わせても・・・??
流行りのアウトゲイブだと某氏の言う、
『狙って上顎に掛ける』
がますます難しくなるのでは??
少し話は変わるが、ある研究者の論文で、、、
『ゲイブが開いた針(アウトゲイブ)よりゲイブがねむった針の方が釣果が良い』
という実験結果があった。
釣り人からすれば、アウトゲイブの針の方が見た目によく刺さりそうで、、、ゲイブのねむった針なんてせっかく食べられても刺さらずにみすみす魚を逃すんじゃ・・・??
なんて思うのだけれど。
そんな思い込みが最近あるジグヘッドを使い出してから考えが一変した。
なるべく条件が同じになるようテストしてみてそう思うに至ったのだが・・・。
結局自分も、ただの思い込みから思考停止して食わず嫌いになっていたと言える。
結局釣り人の思う、
『こっちの方が良い!!』
って、感覚や見た目の印象に依存するところが大きいと言わざるを得ない。
実釣による検証=実釣テストって、中々条件も揃えられないしどうしても釣り人の希望的観測が入る余地が大きい。
あえて誤解を恐れずに言ってしまえば、、、
実釣テストなんて、あらゆる条件を揃えやすく、水槽の中で起こっていることが丸見えの水槽実験と比べればほとんど実験の体をなしていない。
とまで言ってしまえる。
ワームやジグヘッドなんかの開発に関わる一部のマニアックな人達は、実釣におけるテストでもなんとか条件を揃えて再現性の高いテストになるよう頑張ってくれているはず・・・と信じたい。
それでも海の中が見えていない以上どうしても不確定な部分はでてきてしまう。
ワームのカラーなんて特にね。
そこら辺を分かって発信している人は少ないと思う。
例えば、
より吸い込み易いジグヘッドの形状って??
とか、、、
よりテンションを感じ易いジグヘッドの形状って??
とか、、、
ロングシャンクのジグヘッドとショートシャンクのジグヘッドでより吸い込まれやすいのはどっち??
とか。。。
今回はアジに絞って書きましたが、、、
魚種が違えば全く習性が違うし考え方も変えていかなければいけない。
だから釣りは面白いのですが・・・。
今回は敢えて、
「お前何様だよ?」
っていう批判を覚悟して書いてみました。
最後に毎度のごとく、
「ここ違うだろ!!」
ってところがあればご指摘下さい

Posted by KYOU at 02:41│Comments(0)
│【【裏的思考】】
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